交際相手からの金品要求 熊本支社での事例
弊社熊本支社で起こった事例をご紹介致します。
依頼者・・・30代男性
対象者・・・20代女性
関係・・・・交際相手
相談内容
依頼者と対象者は付き合い初めて1年。
半年程前から、金の無心が始まりだす。
3か月で総額100万程、貸す。
依頼者と会うときは、依頼者宅もしくは、ホテルのみで外で会おうとしない。
対象者宅に行きたいと言っても、実家だから等々理由をつけて断る。
挨拶に行きたいと伝えても、両親が嫌がっていると言い、断る。
依頼者は対象者を信じていたが、金の要求が頻繁になった事、交際しているのに外でのデートが無い、一度も旅行や依頼者宅にさえ1泊もしない事に不審を感じ、交際相手の素行調査希望でのご相談となりました。
実は、今交際相手の素行調査は「ストーカー規制法」など、法律上の制約により調査を行う事が大変難儀になっております。
それは、交際相手及び元交際相手がストーカー化し、殺人事件や傷害事件が多発し、調査の可否を判断を間違うとストーカーに情報を与える事に繋がる恐れがあるからです。
そういった事情も含めて依頼者と何度も相談を重ねた結果、金品を貸した事実の証明が出来た事
(対象者は全て振込で送金していた)
金の要求はLINEで行っており、その証拠がある事
(注:本来、裁判ではLINE・メール等は証拠にはならないという判例が一般的ですが、今回の場合は客観的要素等総合的に判断した結果、可とした)
半年前までは、金の無心は無かったが、1度貸してから異常な頻度で要求してきている事で、弊社も依頼者様にお力を貸すということで話が決まり、調査となりました。
調査結果
調査は依頼者宅から出てきた対象者を追尾致しました。
結果、高級マンションに入る様子を確認。
依頼者から聞いた話では、実家は貧しく古いアパートと聞いていたので、そこで違和感を感じずにはいられませんでした。
そのまま張り込みをした結果、翌日幼い子供を抱いた対象者と旦那と思慮される男性が、マンションから出て来る事を確認。
後日の調査も含めて3人でいる様子を複数回確認し、又、対象者の実家が別にある事が確認され、両親と同居の事実は無し。
この調査結果を依頼者にご報告致しました。
依頼者は最初呆然となっていました。
しかし、ご相談に来た時点である程度覚悟をされていらっしゃったので、次のステップに向かう判断は早かったように思います。
依頼者の希望としては、金が返ってくればそれでいいという事でした。
結果
依頼者側の弁護士が女性と連絡を取った際に、「独身と嘘をつき金は返す予定だった」という言い訳を羅列していたが、「全て把握している」と伝えた結果、全額返済プラス慰謝料を取る事が出来たようです。
(注意:ここで相手に慰謝料請求をする事が出来るのは弁護士だけでございます。探偵はもちろん依頼者も出来ませんのでご注意下さい。恐喝罪に抵触致します)
現在、ストーカー規制法で交際相手の素行調査の可否が厳しいという認識をもった方が多く、金を貸した自分がダメだったと変に納得し、泣き寝入りをする方が多いと存じます。
もちろん、相談内容によりましては、調査をお断りする事もございますが、こういったお悩みの方は「たくみ探偵興信所」までご連絡ください。
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